せかいしいじんでん〜ぐだぐだ世界史の歴史の偉人達を観察する〜

古代エジプトから現代ヨーロッパまでの、変だけどスゴイ人達。受験対策にも、暇つぶしにも。歴史の偉人達のわちゃわちゃを見守るだけの漫画ブログです

ローリンソンさんの解読

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ベヒストゥン碑文はこんなところ。

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ローリンソンさんは、ここに2年間登り続けてひたすら楔形文字をメモった。

なんという執着…。


それと…

シャンポリオンさんとの混同に注意!


シャンポリオンヒエログリフ

ローリンソン→楔形文字


間違えやすいので注意。

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シャンポリオンとトーマス・ヤング

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ロゼッタストーンという、3種類の文字が描かれた石版を解読した2人。

シャンポリオンヒエログリフを、トーマスヤングはデモティック(象形文字)を解読した。

シャンポリオンはフランス、トーマスはイギリス出身。

2人が研究を始める前、フランスとイギリスは戦争していたが、フランスが停戦を頼んでロゼッタストーンをイギリスに譲ったところから、トーマスが解読を始めた。

トーマスとシャンポリオンはライバル同士だったが、新情報などは積極的に交換していたし、お互いのことを尊敬していた。


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そしてこれがロゼッタストーン

上、真ん中、下と同じ文章が

ヒエログリフ

象形文字(デモティック)

ギリシア

で書かれている。

本物は大英博物館にあるよ

アメンホテプ4世とツタンカーメン親子

アメンホテプ4世さん

別名「イクナートン(もしくはアクエンアテン)」。

エジプトが

古王国(首都:メンフィス)→中王国(首都:テーベ)→新王国(首都:テル=エル=アマルナ)

として変化していったなかで、新王国の18代目の王になった人。

彼の時代までは「アモン=ラー信仰」だったのを、急に

「私たちの神はアトン様だけです!」

と宣言し、「アトン信仰」に変更した人。これはアマルナ革命と呼ばれている。

本人がふわふわしているからか、この時代は比較的平和だった。

だが…



息子であるツタンカーメンに革命を消されてしまった。

子供は好きだけど子供には好かれなかったパパというわけ。



ツタンカーメンくん

ツタンカーメンくんには謎が多い。

9歳で即位したけど、18歳くらいには死んでしまった。

最近になって、途中から女体化してただのというぶっとんだ事が

考察され始めてるけど、事実かは不明。

わからないことだらけだけど、とにかく

パパ(アメンホテプ)のした革命は許せない。そんな子。

ラメセス2世と永遠の愛


ラメセス二世

「オジマンディアス」や「ラムセス」と呼ばれることもある。

嫁好きとしてかなり有名。

実際にアメンホテプを非難してたのはラメセス1世だったりするけども、だから2世がアメンホテプを許してたかと言うとそうとも言いきれないよね…ということでアメンホテプに突っかかるマンになりました




とにかく嫁が大好き。









こちらが、漫画でラメセスが赴いたアブ・シンベル神殿である。



「永遠に彼女のために朝日は登る」なんてこじゃれた文も書いてある。

ロマンチストラメセス。

この神殿は年に2回、朝日がとても眩しく差し込む素敵な自然現象が起こるのだが、それがとにかくスゴイ。

朝日が差し込む場所には4人の神(太陽神ラー、アメン、神と化した自分、プタハ)の像が建っているんですが、太陽が差し込む時、地下の神であるプタハだけは照らされないようになってるんですね。昔の人の技術ヤバイよ。コワイ。

それと、このアブ・シンベル神殿が立っているのはヌビアという街なのですが、ここ。

なんと、ネフェルタリの生まれ故郷なんですね。

ここに愛の証を残すとは…なかなかやる男だ、ラメセス。

エジプトに行ったら行ってみるといいかもです、ココ。


トトメス3世とヘロドトスさん

                     


トトメス3世くんとヘロドトスさん(あとトゥキディデスさん)





「歴史」と「戦史」は、同じペロポネソス戦争について

書かれてて、たしかに内容は似てる。

けど、ヘロドトスは物語風で、トゥキディデスは説明文風だった。




ヘロドトスの「歴史」のパピルス断片。
というか字が綺麗すぎる。

巫女の子、アッカド王サルゴン1世さん

サルゴン1世さん。

アッカド王朝を作った人、ということで覚えておくと〇。

銅像の片目はほんとに削れてるから夜に見ると普通に呪われそう。

(一番下に画像貼りました)





正直これは神話とも言われている。


サルゴン1世の銅像

インディー〇ョーンズの秘宝とかで出てきそうだよね

メンカウラー君と彫刻



メンカウラー王くん


ギザの3大ピラミッドの王様の中で、唯一彫刻像が残っているのがメンカウラー王くん。

王妃様と一緒にイチャイチャしている彫刻が発掘された。

(腕組んでるだけだけど)




カフラー王「怒ってる顔だけ国境無視してないか…?」

メンカウラー王「…………(そんなことないよ)」



カフラー王さんとスフィンクス



クフ王の息子で、クフ王のピラミッドの次に大きなピラミッドを作った人。

あとスフィンクスを作ったけど他に何したのかはあまり公に出ていない、

少し可哀想な人。ぶっちゃけ息子の方が有名だったりする。





スフィンクスカフラー王の顔に似せて作られたと

言われているけども…




 ←カフラー王                     →スフィンクス


うーん…似てるか?

スフィンクスの顔はアヌビス神の顔とも言われている。でもそれだとカフラー王の影がもっと薄くなりそうなので不憫。


クフ王さんは酒好きのおっさん


クフ王さん


ピラミッドは奴隷がつくっていた…と伝わっていたけど、案外そうでもなかったらしい。

ちゃんとお給料貰ってたし、王直々にビールも奢ってもらってたとか。

ちなみにクフ王は残虐な王、という情報は案外でまかせで、本当はただの好奇心旺盛で寛容なおっさんだったとか。